ウホスの日常

実録ブラック企業(先物取引研修編第2話)

こちらは続き物なので初めての方は是非この合宿編「上」からお読みください。

先物取引合宿編「上」

先物取引合宿編「中」

先物取引合宿編「下」

実録ブラック企業(先物取引研修編第一話)

今回の主な登場人物

我久・・・研修時の上司。なんかしゃべり方の癖が強くて嫌い。見た目は恐い。

五島・・後に川田に無理矢理東北訛りを覚えさせられる。嫌なやつだがちょっとだけ気の毒。

古山・・・クズでナルシスト、でもいじると面白いから憎めない。

中沢・・・つかみどころのない変わり者。観覧車が好き。口癖は「ほんとにぃー!?」。私と仲がいい。

飛び込み営業

電話営業と試験勉強もほどほどに、我々は飛び込み営業をする事になった。

我久「いいかお前らぁー、今日から飛び込み営業をする事に決めたぁー!エリア決めて片っ端からチャイム鳴らすからなぁー。」

(は?何喋ればいいの!?まだ大した事習ってないけど・・・)

みんなそう思っただろう。

しかし我久は、「とりあえず話してくれそうなら世間話してこい!度胸つける為だから!なぁ。」

「もしも話聞いてくれそうなら俺か大野に電話しろ、すぐに行く!なぁ。」

我久は「なぁ」と言う。

「なぁっ!」ではない「なぁ↓」だ。

はっきり言って鬱陶しい。

エリア決めして地図をコピーし、それぞれの目的地に向かった。

私の担当エリアは団地だった。

上の階から順番に全てのチャイムを鳴らす。

何話そうかなぁと考えながら階段をあがる。

初めての飛び込み、知らない人の家のチャイム。

小学生の時よくイタズラをしたピンポンダッシュを思い出す。

(いや、でもこれは悪いことじゃないんだ。仕事だからいいんだ!押せ!何の躊躇もなく!押せ!ウホス。)

ピンポーン!

一瞬戸惑ったがあっさり押した!

(ふう、ピンポンダッシュで慣らしといて良かった。)

しかし出てこない・・・

しばらく待っても出てこないので調子に乗って次々に押した。

ピンポーンヌ!ピンポーンヌ!ピンポーンヌ!

私はすぐに調子に乗る。

確か5件ほど押したところで初めて「はぁい!」と返事があった。

(なんだ全然いねえじゃねえかさっさと出てきてごらぁーん!さもないと100件くらい一気に押しまくってやるぜええ)とか思ってたがそこでまた一気に緊張した。

出てきたのはおばあさんだった。

ウホス「仕事で飛び込み営業をしてて、資産運用のお手伝いをしています。」

おばあさん「結構です!!」

怒っている。

え、なんで怒ってんの?

私はこんな事で怒る意味が全くわからなかった。

しかしよく考えればそれもそうだ、こんな事してるのは私たちだけではない。

先輩たちも、他社だってやってるんだ。

きっとしつこく、失礼なやつもいっぱいいたんだろう。

しかしその時はそこまで考えられなかったので、ショックと共にチャイムが押しずらくなった。

私は寮で仲のよい中沢や熊田、古山に電話した。

中沢「いやぁ無理だね、全然話できないよ!すげえテンション下がる!」

一緒だ。

熊田「ウホスーどうしよう、怖くてチャイム押せないんだけど」

まだ初めてすらいない。

女の子はあまりピンポンダッシュ慣れしてないから仕方ないな。

古山「いや、やらない。今日はやらない、決めたから。」

意味が分からない。マジで。

古山は基本的にとてもクズだ。

でもノリがいいからまあまあ好きだ。

怖いのは自分だけじゃないと少し安心したので気を取り直して訪問し続けた。

結局その日出て来て少しでも話せたのは2人くらいだった。

話せたと言っても「新社会人かぁ大変だねぇ」とか「こんな仕事やめたほうがいいよぉ」とかそんなのだけだった。

あとは全部

「あー用ない!」

「結構です!」

「二度と来るな!」

こんなんばっか。

ちなみに熊田は塩を投げつけられたということで泣いてた。

どうやらこの地域は大野曰く、かなり資産運用系の営業に汚染されているようだ。

上司の小野も近くのエリアを周っていたが特に実績なしだったからただの言い訳かもしれないが。

とにかくこの日から毎日の飛び込み営業は始まった。

これから電話営業とこの飛び込み営業が主な営業方法になると思うと地獄のような気分だった。

今回の脱落者

突然だがここで配属前にあえなくリタイアしてしまった面々を紹介しよう!

斎藤

合宿で肉離れした斎藤だ。

ある消息筋の話では日々の電話営業と飛込み営業に嫌気がさし毎日泣いていたと言われている。

だって女の子だもん、涙が出ちゃう。と言った感じだろうか。

研修をしているところに上司が交代で来たりもしていたんだが、もちろん川田も来ていた。

川田曰く、「男だろうが女だろうが関係ねえ!泣こうが何だろうが気合いでやるんだよ!同じ給料貰うんだろがっ!ああん!?」

なるほど、この男ぶれない。

ここまでぶれないと清々しさすら覚える。

精神的に消耗しきった斎藤、あえなくリタイア。

國原

上がり症かパニックになってしまうのか分からないが電話の時の声が上ずって毎回怒られていた。

そして怒られた事の恐怖でどんどん悪化するパターンだ。

かわいそうに喉もすっかり萎縮してしまったのだろう。

上手く声が出ず、あえなくリタイア。

と言うか「もう無理だろ?」と我久に諭されたらしい。

上田

特に目立つことはなかった上田。

何だかよく分からないが何となくリタイア。

こうして3人のブラック戦士が早くも姿を消したのである。

外務員試験

電話営業と飛び込み営業を毎日こなしつつ、さらに試験勉強を怠らず精神をすり減らす日々が続いていた。

そして、ようやく試験の日がやってきた。

五島は相変わらず石田に「お前ごときには絶対に俺に勝てない!」などと意味不明な事をぬかしていた。

石田は「あいつぶん殴っていいかな?」と五島に聞こえる声で言っていた。

目が泳いでいる五島はとても面白かった。

はっきり言ってもうよく覚えていないのだがテスト内容はテキストやっとけば簡単な内容だった。

そして後日、見事全員合格になり配属が決まることになった。

・・・ただ1人を除いては。

そう、神様を急かす男、鳥井だ。

鳥井に関してはこちらを参照

関西の支社にいった鳥井だけ落ちたとの事だった。

次落ちたらクビらしい。

気の毒だけどミスターポポに似ている鳥井の事を思い出すと笑えてきた。

配属

そして配属先の発表になった。

私は運よく、ちょっと変わった人だが優しめの大山さんの下に配属になった。

古山と熊田もいっしょだ。

中沢は堂元さんの下、クセが強そうだ。まあハズレだろう。

山田は小野さんの下。まあ可だ。

そして五島はもちろん川田の下だ。

大ハズレだ、はっきり言っておしまいだと思った。

そして衝撃の事実が!

地方メンバー

石田
町屋

(え?地方って何!?)

みんなざわついた。

こんなことは聞いていない。

後で聞いてみれば二人も昨日聞かされたとの事。

石田とは仲が良かったので残念だった。

人が足りなくなって急遽決めたらしい。

でももっと早く言えよバカ。

アディオス、石田。

そして気を落としている地方組を気遣ってその日の夜、みんなで居酒屋に飲みに行った。

地方チームは2人とも「一応行くけど多分すぐ辞めるから、ごめんなみんな。」と言っていた。

私は「早く辞めて遊ぼうぜ」と言った。

バイトでも仕事でもホントに辞めたそうな人にはいつもこう言っているのだ。

だってどうせもたないから。

同期の仲間には、まだ入社して2ヶ月くらいしかたってないのに不思議なくらいの絆を感じていた。

同じ釜の飯的な。

一緒にヒドイ目にあった仲間って共感がとても深くなるんだなあと感じた。

明日から配属先での仕事が始まる!

次回より本社配属編!

五島荒ぶる!さらば地方組!他2、3本でお送りします!

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