子供に教えたい懐かしの外遊び

あなたは子供の頃どんな外遊びをしましたか？
私は近所に同じくらいの年齢の友達が20人くらいいたので学校が終わって公園に行くと大体何人か既にいてみんなで遊びました。
その時よくやった遊びをここに記し、子供世代に伝えていきたい。
そんな想いで書きました。
みなさんも懐かしみながら子供に伝え、また一緒に楽しんでください。

今回の登場人物

ドロケイ

ドロケイ、もしくはケイドロと言う地域も多い。
この遊びは簡単に言うと警察と泥棒の２チームに分かれて行う鬼ごっこである。

捕まえて10数えられてしまうと敢えなく御用になるという簡単なルールだ。

余程のマヌケでなければ皆様お気づきでしょう。
泥棒、警察の略でドロケイ。
アンダースタァァァン！！？

警察

警察は牢屋の場所をあらかじめ決めて泥棒に教えておき、泥棒を捕らえたら牢屋にぶち込む。
これを繰り返し、この盗賊団員を全員捕まえると勝ちになる。

ちなみに捕まった泥棒は助っ人の泥棒がタッチすると解放されてしまうので牢屋に泥棒がいる場合は警察側の見張りが必要になる。

私の友人のトシ君は小学生のクセにうまい棒で買収するのが得意なクソガキだったのでトシ君が捕まった時はできるだけ警察は2人の人員を割いてでも見張りをした方がいい。

ドロケイをする時の見張りは信用出来るやつがいなければ2人体制をオススメする。
何故ならあなたの近くにも必ずトシ君はいるのだから。

泥棒

個人的には泥棒の方が好きだ。
とにかく警察をおちょくって逃げる、おちょくって逃げる。
これの繰り返しでストレスを解消する。

木に登って警察の動向を笑いを堪えながら観察したり、団地の階段に隠れてゲームボーイしたり、帰ってお菓子食べてみたり駄菓子屋に行ってみたり。

警察をナメすぎて捕まるともちろん牢屋に入れられるんだが、ここでもしも見張りがいなかった場合大変都合のいい事が起こる。

「鍵があったねぇーガチャガチャ」などと言って１人で勝手逃げてしまうのである。
目撃証言多数。
もちろんこんなクレイジー行為をするのはトシ君だけだ。

氷鬼

氷鬼とは、鬼にタッチされるとその時の格好のまま固まってしまう鬼ごっこである。

ただの鬼ごっこと違うのは逃げる側が固まってしまった仲間にタッチすると氷が溶けてまた逃げられる。
人数によってはなかなか終わらないので鬼を2人にする必要があるかもしれない。

鬼になり、逃げ惑う愚民どもを捕まえた時に両手の小指を立てさせてみたり、内股にさせたり、アゴをシャクレさせてみるのも氷鬼の醍醐味だ。

あなたの周りにいるトシ君を氷にしてメガネを取ると、怒りと動いてはいけないルールの狭間で揺れ動く葛藤が見れて楽しいので是非やってみてほしい。

最近の子供はスマホを持っている子も多いだろうからそういった写真を撮りあって遊ぶのもいい思い出になるだろう。

ポコペン

これは缶けりによく似た遊びで、缶の代わりに電柱や木をタッチする場所に決めて鬼が人を見つけたら「～見っけポコペン」と叫び最初に決めた電柱にタッチするのである。

隠れている側が見つからないように電柱にタッチしたら勝ちだ。

最初は普通に「トシ君見っけポコペン」とかやってたんだが飽きてきて自分に好きな名前を付けていい事になった。

みんな長かったり言いにくきゃいいと思って「スリジャヤワルダナプラコッテ(スリランカの首都)」とか「東京特許許可局」などのもはや名前とは言えないような名前をつけてこの遊びは廃れた。

自分の名前でやるのが健全なポコペンである。
トシ君は「私の名前はピッコロ大魔王から産まれたタンバリン」って名前にするって言ってたけど「それ文章だから」と却下されていた。

ろくむし

この遊びはボールを使う遊びだ。
電柱とブランコなどどこでもいいが、２つのエリアを決めておく。
30メートルくらい離れているといい。

そして鬼を2人決めてキャッチボールをしている隙をついてその電柱とブランコを往復する。
エリアを離れた瞬間に鬼はボールをぶつける事ができる。
ボールをぶつけになられてしまったらその人はアウトになる。

一度トシくんの顔面にぶつけてしまってメガネがズレたまま怒って帰ってしまった事がある。
謝りはしたがメガネがズレたまま怒るというのは笑わずにはいられないものだ。

ちなみに１往復すると「いちむし」１往復半だと「いちむ半」になり、６往復すると「ろくむし」になって抜ける事ができる。

この「むし」って何だろうって思い続けて早25年、ここまで来たらこの謎は永久に解き明かされない方がいいような気がするから今回もスルーさせていただく。

今回はこれくらいにしてまた思い出したら続きを書いていこうと思う。