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【読解力を伸ばすには】絶対に読んで欲しい1冊がこれ

【読解力を伸ばすには】絶対に読んで欲しい1冊がこれ
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うにょらー
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こんにちは!
中学の国語と高校の現代文の偏差値は70over、大学は文学部だった男、うにょらー(@unyora3)です!



AIなどの技術が発展する現代。

感情をもつ人間にこそ必須となるのが読解力だと私は思います

今回は、国語(現代分)の成績だけはずっと良かった私が、

国語を好きになり、読解力をみにつけるきっかけになった1冊

を紹介します。

私が読んだのは中学1年生の時でしたが、

小学校高学年~社会人まで幅広く楽しんでもらえる内容の一冊です。

うにょらー
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大人になって読むと、また違った視点で読めて楽しいです!




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【岳物語】読解力を伸ばすには絶対に読んで欲しい1冊






私がおすすめするのは、

岳物語
椎名誠 著


うにょらー
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この1冊です。



1985年に刊行された私小説で、1986年には続編となる続岳物語が刊行されています。

後程詳しくおすすめ理由とあらすじをお伝えいたしますが、父と子のなんでもない日常がメインとなっており、その中で描かれる

  • 親子の関係性
  • 子どもの成長
  • 親の視点からの考え

何も特別でない身近な出来事たちだからこそ、読み手の感情を刺激してくれます。

うにょらー
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今まで本に触れたことがない人であっても、すんなり読むことができる1冊です。





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そもそも「読解力」とは?



【読解力を伸ばすには】絶対に読んで欲しい1冊「岳物語」


私の考えを書く前に、世間一般で言われている「読解力」については、Wikipediaにこのように書かれています。

読解力(どっかいりょく、英:reading comprehension)とは、一般的には文章などを読み解く能力を指す。とりわけ日本では、国語教育を想定した上で、「教材としての文章の内容を正確に読み取る」という意味合いで用いられることが従来より多かった。

しかし近年、PISAの調査結果から、日本は国際的に見て読解力が高い水準にないことが明らかとなっている。この調査における、「読解力」に相当する分野は”Reading Literacy”と呼ばれるものであり、「PISA型読解力」などの表現で従来の用法と区別されている。文部科学省によれば、この両者の違いを踏まえ、後者の「PISA型読解力」の特徴を次のようにまとめている。
1.テキストに書かれた情報を理解するだけでなく、「解釈」し、「熟考」することを含む。
2.テキストを単に読むだけでなく、テキストを利用したり、テキストに基づいて自分の意見を論じたりすることが求められている。
3.テキストの内容だけでなく、構造・形式・表現法も評価の対象となる。
4.テキストには、文学的な文章や説明的文章などの「連続型テキスト」だけでなく、図・グラフ・表などの「非連続型テキスト」を含んでいる。



日本の読解力=「教材としての文章の内容を正確に読み取る」


うにょらー
うにょらー
私はこの考えが好きではありません。



教材しか読み取れないのでは、何の役にも立たない。

私個人の考えとしては、

読解力とは「書き手」や「相手」のことを想像し、理解する力のひとつだと考えています。

つまり、

  • 想像力
  • 共感力
  • 理解力


うにょらー
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これらの複合能力です。



日本の国語で問われる読解力の問題など、極論を言えば

相手(筆者や登場人物)が

  • 何を思っているのか
  • 何を書きたい(伝えたい)のか
  • どんな文章表現なのか



これらが正確にわかれば、全て解けるでしょう。

うにょらー
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それを文章から読み解いていく力なので、読解力。




日本の学校のテストで問われる読解力は教材にしか役立たない



少し思い出してみてください。

小、中学校の国語のテストで、

「筆者の考えを〇〇文字で書きなさい」


うにょらー
うにょらー
よく見かける問題ではないでしょうか?



塾に通えば、大抵はこのように教えられます。


文の最初、もしくは最後に筆者の考えが「である」など断定の形で書いている部分があるから、そこを抜き出しなさい。



きっとテストに出てくるような教材文章の回答としては正しいのだと思います。

でも、100人中100人の物書きがみんなそんな書き方をしているはずがない。

うにょらー
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身近な例でいえば、あなたからみた私。



このサイト・ブログだって、立派な文章です。

じゃあ、このページで本当に書きたい私の考えを抜き出しなさい!と言われて、ずばりのところが文頭か文末にありますか?

うにょらー
うにょらー
微妙ですよね?


感情をもつ人間にこそ必須となるのが読解力だと私は思う



というのが答えになりそうですが、

うにょらー
うにょらー
私が伝えたいのは岳物語が読解力を差立ててくれるのに最もおすすめの本であるということです。



表現の仕方だって、各人によって違います。

好意を表すことばひとつとっても、

  • 好き
  • 愛している
  • 嫌いではない
  • 好ましい
  • 悪くない



様々な表現があります。

  • なんでこの表現を使っているのか
  • この筆者にとってこれはどういった存在なのか



そういったことを想像し、文章はもちろん筆者という存在を理解しなければ本当の意味でのそれらはわかりません。

国語の問題の「筆者の言いたいこと」を理解しようとしたら、文章全てを読み自分のことばでまとめなければ正解などないのです。


うにょらー
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そこまでできてこその読解力。




読解力は社会に出てからも役に立つ



この読解力というのは面白いもので、文章にだけでなく生きていく上で大変役に立ちます。

うにょらー
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それも社会に出てから。



例えば、接客。

相手の

  • 行動
  • 言動
  • 態度

これらを読み解き、

何を欲しているか、どうしたいか

という答えを導き出す。

教材文書を読み解くだけの読解力では無理ですが、

相手のことを想像し理解する力としての読解力をにつけていれば実際にできることです。

うにょらー
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私はそれで店一番の売れっ子店員になり、ボーナスが入社2年目で100万円を超えました。



まだあります。

うにょらー
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私は最初にお伝えした通り、文系の大学を卒業しています。



ホームセンターに卒業後入社し、ひどいパワハラだったので3年目に転職しました。

転職先での業務は、電子機器の回路設計

うにょらー
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完全に理系の仕事です。



まったく知識がなく、業務外での勉強も必要ではありましたが、

  • どういった理由で自分が採用されたのか
  • どんな人材が求められているのか
  • いつまでに他の人と同様の仕事ができればいいのか

それらを上司とのやり取りの中で理解し、計画立てて業務習得につなげました。

うにょらー
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入社して数年経った今では、文系大学卒であることを伝えると必ず驚かれる程度にはなれました。



卒業後は一見役に立たなさそうな「読解力」ですが、

本質的なものを理解する力としての読解力

これをみにつけていれば、仕事はもちろん良好な人間関係構築にも役立つので、私としては生きていくのに必須の能力だと思っています。



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読解力を伸ばすのに「岳物語」をおすすめする理由



うにょらー
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脱線してしまっていましたが、岳物語の話に戻ります!



最初に少し書いたように、岳物語は父と子のなんでもない日常がメインに描かれています。

だからこそ、私はこの岳物語を読解力を伸ばすためにおすすめしたい。



私小説だからこそ身につく想像力と共感力



小説というとどんなものを思い浮かべますか?

最近の学生~大人の男に流行りの小説だと、なろう小説などがあります。

なろう小説とは?

「小説家になろう」というサイトで、極々一般の人がつづる小説。



私自身すきま時間にけっこう読んでいますが、色々な人の表現を見られてけっこうおもしろい。

でも、読解力を伸ばすのには向いていない話が多いとも感じています。

うにょらー
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なろう小説で有名・人気なのは異世界ものが多いのです。



楽しく胸躍る話ですが、想像しても自分の「今」に落とし込めない。

最近よく見るストーリーだと、

仲間に無能だと追放され、絶望的な状況に追い込まれ、眠っている力が覚醒して無双していく

そんなストーリーが多い。

うにょらー
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いま現代を生きる人々で、本当の絶望を経験した人がどれほどいるでしょうか。



更に読解力を成績で求められる学生にまで絞ったら?

特撮やドラマを見ている程度にしか想像というのはできないはず。

だからこそ私小説である、岳物語をおすすめしたいのです。

私という一人称で登場する「父」からみた、息子の「岳」のエピソードはこんなのがあります。

  • 好奇心から近所のサツマイモ畑を根こそぎ掘り起こす保育園児としての息子。
  • 小学4年生で3人からチョコをもらってきた息子。
  • 朝起きては大便をし、朝ごはんを食っては大便をする息子。


うにょらー
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身近過ぎて、想像するのは簡単ではありませんか?



そんななんでもない息子「岳」の姿は、学生が読んだ場合は

  • 自分の友達の様に感じる
  • 自分との共通点を見つける



そういったものを文章の中に見つけることで感情移入させる。

うにょらー
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親になってから読めば、手のかかる息子が徐々に成長していくさまが感情を揺さぶる。



小さいころから何でも知っていると思っていた息子が、いつの間にか大きくなり、自分よりもできることが増え、知らない関係性の中を生きていく。

  • 何となく知っている状況、環境だからこそ想像ができる。
  • さらには描かれている登場人物の感情がわかり、共感する。


うにょらー
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今から35年前に書かれていたって、親子の関係などそうそう変わるものではないですから。



だからこそ、岳物語は読解力を伸ばすのに最適だと考えています。



もっとも身近な存在を知ることで伸びる理解力



もっとも身近だけど、お互いの考え方がわからない関係。

うにょらー
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親子。


親の心、子知らず。
親の心子知らずとは、親の子に対する深い愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうこと。 また、自分が親になってみなければ、親の気持ちはわからないということ。



子どものときは親の考えや愛がわからず、親になってみてわかると言われるあれです。


うにょらー
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でも、正直なところ、親の本当の心なんていつまでたってもわかりません。



だから理解する価値があるのです。

親の一人一人に違った考えがあり、子育てがあるでしょう。

私だって、あなただって、あなたの親だってみんな違う考えをもっている。

うにょらー
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当たり前です。



それに対して、子どもは親の考えをなんにも知らない。

手がかりも何も知らないものを理解しろなんて土台無理なはなしです。

うにょらー
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文字を知らないのに、本を読めと言われたってわかるはずないんだから。



だから、まずは参考になる誰か1人でいいから、親がどんなことを思っているか、どんなことを感じているかを知ってもらうのです。

そこに岳物語をおすすめする理由があります。

岳物語は一貫して父親である「私」の視点で物語が進んでいく。

そこには、

  • 子どもが成長する喜び
  • 子どもが自分から離れていく戸惑い
  • 子どもと自分の幼少期の対比
  • 子どもと自分、自分と父親



そういったことを飾り気のない言葉で書き連ねてある。

子どもは1つのモデルとして岳物語の「私」という親を知ることで、まったくそんな気はなくても他の親(自分の親)はどうなのかと興味をもち、自分を取り巻く環境を理解することにつながります。

うにょらー
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私の実体験です。



「私」という親と「岳」の関係性から親について興味を持ち、そこから徐々に「人」というものと興味が移る。

そうすると、

  • 文章から感情を読み解けるようになる
  • 文章の表現について理解が深まる
  • 文章の表現が実際の人だとどんな状態なのかわかる
  • 人の感情の機微がわかる


うにょらー
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私はそうなりました。



全員が全員、そうなるわけではないでしょうが、きっかけの一つになる可能性は高いと考えています。

理解力というのは、身近なところの興味から発展していくんだと思いますから。



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【読解力を伸ばすには】絶対に読んで欲しい1冊がこれのまとめ


  • 筆者は読解力とは相手のことを想像し、理解する力だと考えている
  • 読解力は生きていくうえで必ず役に立つ力
  • 岳物語をおすすめする理由
    1. 読者にとって身近な出来事たちが書かれているから想像、共感しやすい
    2. 身近な親の考えについて、ひとつモデルを知ることで理解につながる
    3. それらが発展し、人というものになんとなく興味を持つことになる
  • 上記は実際に私が読み、体験してきたこと



学校で求められている読解力よりも、一歩深い読解力を身に着けるきっかけに岳物語は最適です。

うにょらー
うにょらー
ぜひ一度試しに読んでみてください。



きっと面白いと感じて頂けるはず。


このアプリをどうか試してみてほしい。
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